D氏からメールが来た。
もう一度、献花をしたい。
ご一緒出来ないか、というものだった。
今日はCDSHOP巡りをしたかったし、
三日続けて行っては、
立ち直れない気がした。
家族にも心配をかけるし。
せめて逢うだけでも、と
言われて、
ならば新宿のCDSHOPを一緒に回ろうと
新星堂、タワレコへ。
その後Dを送って自分も帰宅した。
記帳台。
真っ白なメッセージノート。
左には大きく一頁使ったメッセージが。
真っ白になった心に、
浮かんだ言葉を書き留めた。
正確には覚えていないが、
自分にとって。
ZARDとは。
坂井泉水さんとは。
そんなことを書いた。
現在形で。
※~でした。→×
~です。→○
そして。
「ずっと、」
脳内に夏帆が流れた。
サビの部分。
君のことをずうっと、ずっと、ずっと…
不覚にも。
その場に泣き崩れた。
身体を震わせて。
鳴咽、という言葉が相応しいような声をあげていた気がする。
しゃがみ込んだ状態で、
続きを書いた。
ずっと、ずうっと…
(今思えば“ずうっと”が先だったが…
その時の事を考えれば、
これでよかったかもしれない。)
本名と、「WithZARD*羊」とを署名し。
Yちゃんが私を心配し、付き添ってくれた。
しゃくりあげながら
献花台へ続く列へ。
直ぐ自分の番が来る。
花、花、花、……
そして。
アーティストファイルの表紙の泉水さんの写真。
泉水さん。
泉水さんの………
あの、
これって、
どう…
手が、震えて。
ようやく、
泉水さんの真ん前に
献花したのを覚えている。
その後手を合わせた筈だが…
記憶にない。
泣きじゃくってた気がする。
Yちゃんと一緒に建物を出ると…
「ちょっといいですか?」
~更に続く~