200906/17 「言葉を、大切にしてきました。」羊と私とZARDと・第一章-7 ZARDと羊 0 第一章-6前回の続き。*=*=*=*=*=*=*=*=*=*悩みに悩んだ末、SはHに連絡をした。Sは初めに告げた。今日で、二人の友人関係は終わるかもしれない。だが、それを引きかえにしてでも伝えたいことがある、と。驚くH。Sは、話し始めた。Iの涙ながらの訴えを。(内容は第一章-6で見てね)Sは続けた。状況は判らないが、今までのHの言動からその場の行動が間違ったものとは思えない、と。ただし、他人をまとめる立場、他人から注目される立場においては、自分の把握出来る範囲外への配慮をも求められてしまう、と。行動範囲が広がれば広がる程、難易度は高くなる。無茶かも知れない。納得も行かないだろう。しかし、これが現実。これで、Hが腹を立ててもやむを得ない。Sの覚悟の苦言に。Hは…Hは頭を下げた。「…有難うございます。」Hは嬉しかった。Sの覚悟が。思いが。そして謝った。Sの性格から、ここまで、相当に悩んだであろう。自分が原因で…。その後Sは尋ねた。想像の領域は越えないけれど…Hの周囲の状況。Hはその点にも礼を述べ、まさにその通り、大卒も大卒、怱々たるメンバーだったと。*=*=*=*=*=*=*=*=*=*(第一章-8へ続く) PR